リブロワークスで企画・執筆・制作を行った『スライド図解』シリーズ(ソシム刊)をご紹介します。本シリーズでは、紙面で使用している図版とまったく同じものをPowerPoint形式で配布しており、企画書やセミナー向けの図版素材としてお使いになれます。
日々の業務の中では、自分が知識を得る、つまりインプットの必要だけでなく、企画作成やセミナー、授業などでのアウトプットが求められる機会も少なくないはずです。
そんな方のために制作した、インプット(知識の習得)だけでなく、アウトプット(資料作成)にも利用できる新機軸のシリーズです。
図(スライド)を主役としたレイアウトを採用することで、図だけで直感的に要点を吸収でき、文章(ノート)でより詳しい情報が得られるように紙面設計しました。
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スライド図解 これ1冊でマスターできる! ネットワークのしくみと動きがわかる本
http://www.socym.co.jp/book/1120
※上記ページにて、読者向けの全ファイル(パスワードロック有り)の他、購入検討用に1ファイル(VPNの図)を公開しています。
商業出版専用の作図ソフトと遜色ないクオリティの図版を、いかにしてPowerPointで作成したのか?
その工程に興味をお持ちの方は、リンク先のページでその秘密を公開しているので参考にしてください!
スライド図解の秘密『スライド図解』の秘密——PowerPointで商業出版向けの図を作る
配布しているPowerPointファイルをそのまま編集して利用するのが一番簡単です。ただし、何らかの理由で別のPowerPointファイルにコピーして使用したい場合は、以下の手順を参考にしてください。
なお、フォントはGoogle Not SansのRegularとMediumを使用しているので、事前にインストールすることをおすすめします(Google Not Fontのダウンロードページ)。
PowerPoint同士であれば、コピー&ペーストするだけです。
ただし、PowerPointで作成した部分の配色はコピー先のファイルのテーマに合わせられてしまいます。
スライド図解の配色を利用したい場合は、[デザイン]リボンをクリックして、[テーマ]の一覧から[テーマの参照]を選択します。
スライド図解のPowerPointファイルを選択します。
スライド図解の配色が取り込まれました。※既存のスライドの色合いもすべて変わるので、注意して使って実行してください。
スライド図解の図版にはIllustrator製のパーツが混ざっており、その部分はPowerPointのデータではないので配色で色が変わりません。少々手間ですが、PowerPointグラフィックに変換してから色を変更します。
Illustrator製のパーツを右クリックし、[図形に変換]を選択します。
[はい]をクリックします。
これでPowerPointグラフィックに変換されましたが、部分的に色を変更するにはグループ化を解除する必要があります。右クリックして[グループ化]-[グループ化解除]を選択します。
グループ化が解除されました。これで自由に色を変えることができます。
PowerPointからWordに単純にコピー&ペーストすると、図形が崩れてしまいます。スライド丸ごとをPowerPointスライドオブジェクトとして貼り付ける必要があります。
PowerPointで左側に表示されているスライドのプレビューを右クリックして[コピー]を選択します。
Wordに切り替えて、[形式を選択して貼り付け]を選択します。
[Microsoft PowerPoint スライド オブジェクト]を選択して[OK]をクリックします。
PowerPointスライドオブジェクトとして貼り付けられました。
ダブルクリックするとPowerPointで図版を編集できます。
Wordに貼り付けて使う場合、スライドタイトルはいらないことが多いはずです。トリミングしてカットしましょう。図版を右クリックして[トリミング]を選択します。
上下左右のトリミングハンドルをドラッグして調整します。