昨年11月に発表された「Googleフォト」の写真無制限アップロード終了のニュース。
日ごろから使っている身としては、「ついに終了か……」とがっかりすると同時に、今まで無料だったのが不思議なくらい、素晴らしいサービスだということを再認識しました。
このお知らせが出てすぐ、「割り当て量の上限に達するまでの期間を確認する方法」についてのメールが来ていたので、空き容量を確認してみました。
私の場合は今すぐ有料プランに切り替える必要はなさそうですが、そう遠くない未来に、このまま使い続けるか、ほかのサービスを検討するか決める必要がありそうです。
今回は、無制限のアップロード終了とはどういうことなのか、代わりのサービスはあるのかについてまとめてみました。
そもそも、今回の変更で何が変わるのかを最初に見ていきます。
Googleの各種サービス(Gmail、ドライブ、フォトなど)は、合計15GBまで無料で使えます。無料で使える容量の上限は、無制限アップロードが終了しても15GBのままです。
Googleフォトは、現状は画像を「高画質」と「元の画質」のどちらで保管するかによって、「容量としてカウントされるかどうか」が異なります。
「高画質」では、写真は16MPまで、動画は1080pまで圧縮されます。圧縮されるといっても、画面で見る分には問題ない程度です。
一方の「元の画質」では、写真や動画は圧縮されず元の画質のまま保存されます。「元の画質」で保存した写真や動画は、従来から容量としてカウントされる対象でした。
2021年6月1日からは、「元の画質」の写真・動画だけでなく、「高画質」の写真・動画も容量にカウントされることになりました。ただし、5月31日までに保存した分は6月以降も容量としてカウントされないので安心してください。
【公式】Googleストレージの仕組みに関する今後の変更
https://support.google.com/photos/answer/9312312?hl=ja
では、有料のプランを契約すると費用はどのくらいかかるのでしょうか。有料のプランは「Google One」というプラン名で、容量と価格は次表の通りです。
容量 | 月額(税込) | 年額(税込) |
---|---|---|
15GB | 無料 | 無料 |
100GB | 250円 | 2,500円 |
200GB | 380円 | 3,800円 |
2TB | 1,300円 | 13,000円 |
無料ならそれが一番ありがたいですが、一番安いプランなら年額2,500円で使えるので、それほど負担は大きくありません。
このまま使い続けるか、ほかのサービスに変更するか……。無料で使えるサービスがあったら乗り換えも検討したいと思っていましたが、私が調べた限りでは現在のGoogleフォトのように「容量無制限で無料」のサービスは見つかりませんでした。
調べる中で「Amazon Photos」が気になったので、紹介します。
「Amazon Photos」は写真を圧縮せずに、無料会員は5GBまで、プライム会員(4900円/年または500円/月)なら容量無制限で写真を保存できます。なお、動画はプライム会員でも5GBまでという制限があります。
動画をたくさん保存するなど、有料プランを使う場合、100GB:2490円/年(または250円/月)からプランが用意されています。
私はAmazonのサービスをそれほど使わないためプライム会員ではありませんが、もし会員だったらAmazon Photosはとても魅力的だと思いました。Googleと違って写真が圧縮されないのがいいですね。
【公式】Amazon Photos
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=5262648051
ほかのサービスへの乗り換えも検討した私ですが、Googleフォトが好きで使い慣れているので、できればこのまま使い続けたいと思っています。
ここからは、私が特に気に入っている機能を紹介します。
1年前、2年前など、同じ時期に撮影した写真をまとめて表示してくれる機能です。
タップすると、数秒ごとに写真がスライドショーで表示されます。インスタグラムのストーリーの表示に似ています。
あ〜ここ行ったな、また行きたいな、毎年同じような写真を撮っているな……(笑)と、見ているだけで楽しいです。
誤認識されているものも少なくありませんが、写真に何が写っているか認識して、かなり細かく分類してくれます。写真を探したいときに重宝します。
撮影場所ごとに写真を表示する機能はiCloudフォトなどにもありますが、あくまでも写真に位置情報が付いているものに限られます。Googleフォトでは、写真に位置情報が付いていなくても、写っているものから撮影場所を推定してまとめてくれるんです。
広域の地図では、撮影した写真がある場所にヒートマップのように色が付きます。
詳細の画面では、どこで写真を撮ったのかがわかるようになっています。旅行先で撮った写真は正確な場所が思い出せないことが多いので、便利ですね。
私の場合は、今のところGoogleフォトを使うのが最適だと感じるので、容量を使い切る(と思われる)3年後も変わらずGoogleフォトが好きだったら、有料プランに移行して使い続けようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回の社員ブログもお楽しみに!