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    皆さんは紙の本派ですか? それとも電子書籍派ですか?

    私は、以前は紙の本派でしたが、数年前にiPadを手に入れて以来、電子書籍をよく購入するようになりました。タブレット端末だと、雑誌のような図の多い本や、漫画のような見開きがある本が読みやすく、重宝しています。また、小説や新書など、文字中心の本であれば、スマホでも読みやすいので、電車に乗っている間によく読んでいます。

    ただ、完全に電子書籍派に切り替わったかというとそうでもなかったりします。好きな本は紙の本として物理的な形を備えた状態で持っておきたいなと思いますし、ページをめくって読み進めていくときの感触は、私にとっては何物にも代えがたい体験です。紙の本と電子書籍は、一概にどちらを選ぶことが難しいものかもしれません。

    電子書籍はどこで買う?

    さて、私は電子書籍の購入先としてKindleをよく使っています。理由は「最初に知った電子書籍サービスだから」という点が大きいのですが、最近は他のサービスを知るようになり、時折開催されるキャンペーンに惹かれて、今ではいくつかのサービスを併用しています。

    例えば、ebookjapanでは2022年7月現在、毎週金曜日にPayPayポイントが付与されるキャンペーンが開催されています。「全額PayPayで決済する」「ソフトバンクユーザーである」などの条件や、その他のキャンペーンなどの時期によっては、購入金額の30%〜50%のPayPayポイントが付与されることもあります(付与上限あり)。

    https://ebookjapan.yahoo.co.jp/campaign/wakuwaku/

    その他、サービスによっては期間限定でさらに大きな割合のポイントが還元されることもあり、ついついまとめ買いが捗ってしまいます。少し前のことですが、BOOKWALKERで、動画共有サービス「niconico」のプレミアム会員という条件付きではあるものの、対象の本が70%offになるというキャンペーンが実施されていました。これは利用しなければ!と心の向くままに本をカートに追加していると、気づいたらいつの間にか合計金額が6桁に達していました(割引後でも約4万円)。

    このときは慌ててカートの中の商品を見直しました。いくら8万円ほどが割り引かれるとはいえ、4万円は自分にとっておいそれと出せる金額ではありません。どれだけ買っても70%offという無制限のキャンペーンで、多くの割引を受けようとすると、結局元手となる金額がそれなりに必要となるのだなと思いました。こうした大規模なキャンペーンも、電子書籍の魅力の1つといえるかもしれません。

    ただ、私はこのようにしてキャンペーンの度に利用する電子書籍サービスを増やしてしまうので、時折「あの本はどこで購入したものだっただろうか……?」と迷ってしまいます。結局、管理のしやすさを優先して1つのサービスに絞った方がいいのか、それともキャンペーンの恩恵を求めて複数のサービスを併用した方がいいのか、答えを出すのはなかなか難しいかもしれません。ですが、1つの判断基準として、複数のサービスを併用するコストを求め、それを併用することによって得られるベネフィットと比較してみるとよいかもしれません。

    サービスを併用するコストとベネフィット

    一口にコストといっても様々ですが、ここではサービスを使い分けることによって生じる悩みについて考えてみようと思います。選択肢が多いということは、一見喜ばしいことにも思えますが、「選択する」というコストが発生しているということでもあります。

    よく使っているKindleで買うべきか、毎週金曜日のキャンペーンを待ってからebookjapanで買うべきか、それともポイントを使いたいから別のサービスを選ぶべきか……。どの選択肢も魅力的だからこそ、その中で迷っているうちに一歩も踏み出せなくなってしまうことが、私はよくあります。自由と不自由は紙一重なのです。

    また、複数のサービスを管理するのも大変です。利用するサービスを1つに絞っていれば、購入した本はそこから探せばよいのですが、複数のサービスを併用していると、先にも述べたようにどの電子書籍サービスで購入したのかすぐには思い出せなくなってしまうのです。

    対して、ベネフィットはサービスごとの恩恵を享受できる点です。キャンペーンの恩恵に浴することができるのは冒頭でも述べましたが、ほかにも本によっては特定の電子書籍サービスでしか取り扱われていないということもあり、それを気にせずにすむのはサービスを併用する利点でもあるかもしれません。

    もし、サービスを併用することによるベネフィットがコストを上回れば、そのときは複数のサービスを併用してもよいでしょう。逆に、管理が煩雑になるなどのコストが大きいのであれば、1つのサービスに絞るほうがよいと思います。このあたりの感覚は人によっても異なるでしょう。私は、色々なサービスを使うのが楽しいと感じる傾向にあるということもあり、とりあえず手当たり次第に併用することにしています。

    世界は選択肢に満ちている

    サービスを併用することには、便利な点もあれば使い分けが難しい点もあります。また、これまで電子書籍サービスの選択肢についてお話ししてきましたが、世界にはほかにもたくさんの選択肢が存在しています。例えば、QRコード決済はどれを使うべきかという選択も、難しいものの1つかもしれません。利用できる店舗やキャンペーンの多さではPayPayに軍配が上がるようにも思えますが、LINE Payでは友人と精算をする際にLINE上でやりとりが完結するので便利ですし、よく利用するサービスによっては楽天ペイやメルペイの恩恵が大きいこともあるかもしれません。ちなみに自分は上記4つの決済サービスを利用していますが、主に使っているのはPayPayで、使い分けはあまりできていない気がします。

    「選ばない」ことも1つの選択です。世界は選択肢に満ちています。「選択」は大変なことかもしれませんが、それでもやはり選択肢があることは幸福で楽しいことだと、私は思います。