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    マンガ、会話、チュートリアルが自在に切り替わるニュースタイル解説書

    『そろそろ常識? マンガでわかる』シリーズは、解説にマンガを採り入れたニュースタイルの解説書です。

    第一弾は「正規表現」。著者は森 巧尚さん、イラストは大原 ロロンさん。ついつい真面目に学ぶのを後回しにしがちな正規表現を、やさしいチュートリアル形式で学べる本です。

    そろマンガ正規表現
    画像をクリックして出版社のページへ
    そろマンガLinuxコマンド
    第二段Linuxコマンド

    続刊制作中

    マンガ解説書は昔からあるものですが、本シリーズは1ページ内でマンガ、会話、チュートリアルが自由に混在できるのが特徴。その秘密は、組版にCSS組版(Vivliostyle)を採用し、HTMLやCSSなどのWeb技術で紙面を構成しているからです。マンガのコマや吹き出し、キャラクターの配置などもCSSのスタイル指定で行っており、著者さんの原稿テキストを半自動でマンガ風表現に変換しています。

    そのおかげで、マンガにするか、会話にするか、普通のテキストやチュートリアルにするかを、説明の都合に合わせて自在に切り替えられるのです。

    Web技術なので、マンガ風表現をWebページに組み込むこともできます。というわけで、実際にそのメリットをマンガで説明しましょう。
    ※以下のキャラクターはリブロワークスで制作したもので、書籍内のイラストとは異なります。

    マンガ解説書って昔からあるよね? 何がニュースタイルなの?
    大半のマンガ解説書は、マンガのページと、解説のページがハッキリ分かれてるクマっす
    なぜなら、マンガページはマンガ家さんが描いて、解説ページを著者さんが書く完全分業制だからクマっす
    そりゃ
    そうだ
    それに何か
    問題あるの?

    これはあくまで一般論ですが、マンガ解説書の多くは、マンガページをモチベーションアップや状況解説に使い、細かいことは解説ページで説明する構成になっています。解説ページを担当する著者さんのほうが当然ながら解説内容に詳しいので、自然とそうなってしまうのです。
    ※マンガも描ける著者さんの場合は例外です。

    これは見方を変えると、書籍全体の半分だけでしか細かい説明ができないということになります。コンピューターの解説というものは、たいてい細かいことなので、ちょっと困ったことなのです。

    『そろそろ常識? マンガでわかる』シリーズは、分かれてないクマっす。すべて著者さんが担当する解説ページでクマっす
    ベリー
    分かれて
    ナーイ
    かみ砕いて説明したい部分だけマンガ表現にしてるクマっす
    つまり、頭からしっぽまでアンコが詰まった鯛焼きのように、
    みっちり解説が詰まってて、しかもマンガ表現の伝わりやすさも
    採り入れられるってわけでクマっすよ~~
    アンコみっちりで
    満腹感アップニャー

    『そろそろ常識? マンガでわかる』シリーズのCSSを、Apache-2.0ライセンスで公開しています。ライセンスの範囲内で自由に使用できますので、興味のある方は以下のURLよりアクセスしてください。

    https://github.com/libroworks/lw_manga_css

    Viivliostyleの集い2020年秋発表資料 商業出版『そろそろ常識? マンガでわかる「正規表現」』の制作