あれは昨年5月のことです。
ツイッターで中国ドラマが話題になっていたため、「そんなに面白いの?」と気になって観たところ、見事に沼落ちしました。
※沼落ち=めちゃくちゃハマること
ズブズブ深みにはまるにつれ、いろいろと知りたくなってしまい、ドラマ制作陣や役者のインタビュー記事、動画、雑誌をあさりはじめました。
そこでぶつかったのが言語の壁です。
ドラマには日本語字幕が付いていたり、吹き替えられていたりするのですが、それ以外のコンテンツは基本的に中国語です。
中国語は読めないけど内容を知りたい…そうだ! 読めないなら読めるようになればいいんだ!!
中国ドラマに沼落ちした結果、中国語の勉強をはじめました。
どんなジャンルでも勉強をはじめる前に、目標を明確にしておくことが大切です。
なんとなくではじめてしまうと、途中で挫折したり、間違った方向に進んでしまう恐れがあります。
中国語の雑誌を読めるレベルになるには、どの程度の知識が必要なのでしょうか。
調べたところ、HSKという中国語検定では、次のような級分けになっていました。
級 | 試験の程度 | 語彙量の目安 |
---|---|---|
6級 | 中国語の情報をスムーズに読んだり聞いたりすることができ、会話や文章により、自分の見解を流暢に表現することができる。 | 5000語以上の常用中国語単語 |
5級 | 中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞することができ、中国語を用いて比較的整ったスピーチを行うことができる。 | 2500語以上の常用中国語単語 |
4級 | 中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる。 | 1200語以上の常用中国語単語 |
3級 | 生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションをとることができ、中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。 | 600語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識 |
2級 | 中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度。 | 300語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識 |
1級 | 中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解、使用することができる。大学の第二外国語における第一年度前期履修程度。 | 150語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識 |
雑誌を読めるレベルは、どうやら5級に相当するようです。
ただ、高すぎる目標だと挫折する危険性もあるため、ひとまず年内に4級の取得を目指すことにしました(この目標を立てたのは2021年3月ごろ)。
目標を決めたあとは、どうやって勉強していくかを考えます。
「1200語程度の常用中国語単語」と聞くと、数が多いと感じるかもしれませんが、中学校の英語授業ではおよそ2000語程度の単語を扱うそうです。
中学校の英語授業で扱う単語数の半分と考えれば、4級は独学でも目指せそうです。
昨今は便利なもので、スマホアプリで手軽に単語や文法の勉強ができます。
色々探したのですが、今は次のアプリや過去問集を利用して勉強しています。
基本的には、アプリで1日1レッスンずつ進めて、過去問は週末の時間のあるときにだけ挑戦してます。
また、YouTubeのは中国語を勉強できるざまざまな動画があるので、電車移動中に聞き流したりしています(オススメは李姉妹の中国語動画)。
そんなこんなで、ゆるっと中国語勉強をはじめて数ヶ月経ち、HSK2級は受かりそうなレベルになりました。
外国語を勉強するよりもプログラミング言語を勉強するほうが、より目標立てが大切かもしれません。
確かに目標といえますが、どんなITエンジニアになりたいか、どんなアプリを作りたいかで習得すべき言語が異なります。
私の個人的な考えですが、作りたいものが決まっているのであれば、次のチャートで学ぶ言語を選定できるのではないかと思います。
ゴール | 言語 | 説明 |
---|---|---|
A | HTML+CSS(+JavaScript) | Webページの見た目は、HTML+CSSを組み合わせて作ります。また少し複雑な処理を行うためには、JavaScriptが必要になります |
B | PHP | WordPressを使ったWebサイトではカスタマイズするときに、PHPの記述が必要となります |
C | Java | Webサービスの裏側(バックグランド)を作るときに大活躍の言語です |
D | Python | AI開発には必須の言語です。また、反復作業を自動化するのにもPythonが便利です |
E | C#もしくはC++ | Unityを使う場合はC#を使います。また、Unreal Engineというゲームエンジン(ライブラリ)では、C++を使います。使うツールやライブラリにあわせて、どちらにするか検討するとよいでしょう |
F | Swift | iOSアプリを開発するためのXCodeというツールで使用する言語です |
G | Kotlin | Androidアプリの開発に広く使われている言語です |
H | C言語 | ソフトウェア開発、OS開発、組込み開発と幅広く対応できる言語です |
I | VBA(Visual Basic for Applications) | MicrosoftがOfficeの拡張機能として提供している言語です。Pythonでも自動化はできますが、エクセルを使うのであれば、VBAを学ぶとよいでしょう |
J | 該当なし | なりたいエンジニアから先に考えるのも手です |
例えばですが、ゲームを作りたいのに、流行りだからといってPythonの勉強をはじめてしまうと、遠回りになってしまう可能性があります。
(Pythonでもゲームを作れないわけではないですが、向いてはいないです)
やりたいことが(作りたいもの)が決まっているのであれば、それを実現できるプログラミング言語を選択することをオススメします。
また、ITエンジニアになりたいという方は、業界をリサーチしてどんなエンジニアになるか(Webエンジニア、AIエンジニア、etc…)を決めたうえで、言語を選択するとよいでしょう。
弊社では、さまざまなプログラミング書籍を制作しております。
もし独学で勉強しよう! と思い立ったときには、弊社で手がけた本をお供に選んでもらえますと、大変嬉しく思います。
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HSKは6月に1級を受けて、7月に2級を受ける予定です。
1級は受かるだろうと見込んで、2級もすでに申し込んでいるので、がんばります!
なお、本ブログの冒頭にある中文は、弊社で企画・執筆した「ふりがなプログラミングシリーズ」をイメージしてふりがなを付けてみました。
厳密な発音をカタカタで表すのは難しいので、その点はご容赦いただけますと幸いです。
それでは、次回の社員ブログもお楽しみに!
再见(ザイチェン/またね)!!