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    先日、リブロワークスで執筆した『Windows 11やさしい教科書(SBクリエイティブ)』を入稿しました。Windowsの操作解説書は当社ができる前から時々作っていまして、今回はかなり久々にゼロからがっつり作った感じなのですが、原稿の用語統一をしていて時代の変化というものを感じましたね。

    昔だといわゆる「二次記憶装置」のことは、駆動装置を意味する「ドライブ」や、具体的に「ハードディスク」などと書いていたのですが、今ではSSDも当たり前になり、マルチメディアカードを基盤に直付けしたeMMC、クラウド上のオンラインストレージなんてものもでてきて、ちょっと使いにくくなってきたのですよね。スマートフォンでは「貯蔵庫」を意味する「ストレージ」と呼ぶことが多いので、今回は「内蔵ストレージ」で統一しました(念のためにカッコ書きで併記していますが)。

    『Windows 11やさしい教科書』より抜粋

    それと、本の中ではさほど出てこないんですが、「CPU」も「プロセッサ」と呼ぶほうが一般的になりつつありますね。最近のCPUはGPU(グラフィックプロセッサ)を内蔵していることも多いですし、スマートフォンだとCPU+GPU+通信機能が1チップになっていたりもするので、もうコンピューターの中央に鎮座しているアレを指してCPUと呼ぶのが不自然になってきているのです。Appleの新しいMacに搭載されているM1チップなんかは、メインメモリまで内蔵していますし。

    他にはGmailなどの「Webメール」。昔はWebメールというと「無料で取り放題のちょっと怪しげなメアド」のことだったのですが、今やGmailを仕事で使うのは普通で、むしろ会社やプロバイダのメアドより安心だったりします。Webページの説明なんかも「今はスマホで触ったことがある人が大半だから、あまり丁寧に説明すると変」といわれてしまったり、「パソコンは常時接続(固定電話接続)が常識」というのも「ギガが減る」世代からすると普通ではなかったりします。くどくど説明するより「スマホのアレと同じ」と書いたほうが伝わりやすいことも増えました。まぁ、「昔ながらの~」で説明を書いてはいかんということですね。

    個人的には、タッチ操作と「設定」アプリが地味に使いやすくなっている点が驚きポイントで、ずっと挙動が謎だったOneDrive関連も本書制作を通してナゾを解くことができてスッキリしました。

    そんなこんなで、はじめてパソコンを使う人にも、昔からWindowsを使っている人にも役立つ1冊を目指した『Windows 11やさしい教科書』は2022年3月16日発売です。ご興味のある方はぜひご一読いただけると幸いです。